児玉塗装(愛知県名古屋市)は先月、来店型のショールームを開設した。以前の町中にあった倉庫兼事務所から、片側2車線の国道と県道の交差点の位置に移動。車上からも見えるように大きな看板を設置した効果もあり、オープン初日から飛び込みの来場者が出た。
大きな看板が目印
ショールームは、1階が駐車場、2階が展示スペース。店舗面積は40坪。展示内容のポイントは2つある。1つは塗料に触れて体感できる展示。2つ目が、その場で色決めができるカラーシミュレーションコーナー。
塗料の展示コーナーでは、アステックペイント、日進産業ガイナなど、同社が取り扱うメーカー6社のブースを設置。塗料の説明とともに施工見本を展示する。実際に触って確かめることもできる。
メーカーごとにブースを作り、触って塗料を体験
カラーシミュレーションコーナーでは、顧客が持ち寄った自宅の画像をパソコンに取り込み、モニターに映すサービスを行っている。インターローカスのソフト、カラーエクスプレスを用い、モニター上で塗装をシミュレート。イメージと実際の見え方とのズレを補うために、体感コーナーの色見本と合わせて提案している。
「設置によって成約が早まっています。来店1回で契約に結び付く顧客も出ています」(児玉圭司社長)。事務所を併設していることから、契約した場合の工程確認が早いことも奏功の要因。
同社は今期年商2億円の見込み。

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