阪神大震災から20年の節目に
全国の塗装事業者120社が加盟する塗装のボランティア団体・塗魂ペインターズが6月13、20、21日、兵庫県立神戸特別支援学校の内壁の塗り替えを行った。
ボランティアに参加した職人は延べ170人。最終日の21日は100人が参加した。
3日間で塗り替えた内壁の総面積は約800平米。1、2階スロープや内壁、天井、外部階段などを塗装した。

3日間で800平米を塗り替えた
同校は築37年で、阪神大震災を経験。耐震補強を優先したことから他の補修に手が回らず、既存の内壁にヒビが入り剥がれやすい状況だった。そのため最初の2日間はケレン、パテ作業に集中。最終日に100人総動員で塗り替えを行った。
「阪神大震災から20年の節目ということで、兵庫県で何かできないかと模索していたところ、県の教育委員会より紹介していただきました。塗装終了後は生徒さんがお礼の会を開いてくださり『学校を奇麗にしてくれてありがとう』と感謝状とともに声をかけてもらいました」(関西長・吉田工業所、吉田賢一社長)
同団体の活動は今回で46回目。9月には夕張市でボランティアを計画している。

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