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ユウマペイント、契約率向上で2ケタ成長へ

ユウマペイント、契約率向上で2ケタ成長へ

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 塗装業を中心に事業展開するユウマペイント(千葉県柏市)の売り上げが好調だ。前期売り上げは消費増税後の厳しい時期にもかかわらず前年度比25.8%増の7億8000万円を計上。今期も二ケタ以上の伸びとなる9億円を目指す。

 「今期は中身の質を上げる年。特に契約率の向上を進めます」(佐々木拓朗社長)

 今年4月入社の新卒採用では、人員を採ることができず増員がなかった。そこで、今期は内部強化の時期と位置付け、品質アップや粗利益の増加を推進する。その中でも特に強化するのは契約率。従来平均48%だった契約率を高めることで、生産性の向上を図る。

 「以前は、事務所に来てくれるお客様は1割もいませんでした。来る方を5割とするショールーム来店型に変えていきます」(佐々木社長)

 柏市にある本社1階を改装し、ショールーム化。9月のオープンを予定する。キッチン3台、お風呂2台、トイレ3台、洗面3台と主に住設機器を並べ、顧客を呼び込む戦略だ。前期は約1000件の見込み客(契約は520件)があったことからその半分を来客化したいと考える。ただ、同社の売り上げの7割は塗装であり、住設関係の売り上げは3割にとどまる。住設機器を中心としたショールームにする理由を佐々木社長は次のように話す。

 「弊社には社員大工もいます。建物を守る観点でいうと塗装以外も必要であり、そのコンセプトを伝えたいのです」

 昨年度は新築住宅も受注し、塗装業から一歩踏み出した展開を進める。強みを打ち出すことでエリア内での存在感を高め、シェアの向上、ブランド化を図る。

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