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アンドパッド、短工事の管理アプリ強化へ

アンドパッド、短工事の管理アプリ強化へ

アンドパッド
稲田武夫 社長
1439号(2021/01/04発行)33面
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アンドパッド 稲田武夫 社長アンドパッド 稲田武夫 社長

画像解析で品質チェック、データ活用で実現を

2021年の経営のテーマに「業務効率化」を掲げる事業者も多いだろう。特に最近増えてきているのが、リフォームの施工管理業務をクラウドサービスで一元管理するという流れ。さまざまなサービスがしのぎを削る中でトップクラスのシェアを誇るのがアンドパッド(東京都千代田区)だ。代表の稲田武夫社長に施工管理の未来を聞いた。

【聞き手/編集長 金子裕介】

2500社超が利用

――アプリ「ANDPAD」は現場担当者と職人がチャットでコミュニケーションを取ったり、図面や工程表をクラウドで管理したり、施工管理業務を効率化するサービスです。今どれくらいの方が利用されていますか。

有料顧客数で現状2500社ほどです。2019年3月に1600社と発表したので増えてきています。私どもが戦線拡大していることももちろんなのですが、コロナで事業者の方々が自社の経営に向き合う時間が増えたことも伸びてきている要因だと思います。

――今年はどのようなサービスを強化していく考えですか。

名前は変わると思うのですが、「ANDPAD短工事」というサービスを開発しています。これは工程表を作る必要がないような、ショートスポットな業務を管理するというもの。通常ならホワイトボードで、今日、誰がどこに行くという管理をしていると思うのですが、それをオンラインのカレンダーのような形式で、一覧が見られるようなサービスです。Googleカレンダーのような形で、簡単にリフォーム案件を作れて、そこに人をアサインして、職人に稼働してもらうと。終わったら報告がきてやり取りができるようなサービスです。小さな工事を大量に抱えるメンテナンスチームなどがある会社に良いものだと思います。

――実際、工程表を作るまでもない短い工事が多いですからね。

300万~600万円くらいになると工程表作りは重要で、これが1000万円以上となると、工程表もそうですが、着工前準備が大切になってきます。例えば、実行予算の確定、受発注をいかに効率化するかなどです。リフォーム単価によって悩みのポイントが違いますので、私どもはそのようなニーズに対応するためにマイクロサービス化というものを進めています。ANDPAD施工管理を使っていただいた上で、短工事も使うといったような感じです。

スマホからウェアラブル

――施工管理のデジタル化は進んでいくと思いますか。

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