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エコラ、一棟リノベで地域の賑わいをつくる【2023年有力企業インタビュー】

エコラ
百田好徳 社長
1535号(2023/01/02発行)6面
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2023年有力企業インタビュー

リフォーム売上高が約11億円のエコラ(宮城県仙台市)は、ビル1棟をリノベーションして、テナント誘致まで関わる「1棟ワンストップ事業」を本格的に開始する。建物だけでなくエリアににぎわいをもたらす試みだ。

エコラ 百田好徳 社長

エコラ 百田好徳 社長

住人が商売するアパートメント

――「1棟再生」に注力する方針とのことですが、今手がけているのはどのような物件ですか。

直近で動いているのは、塩竈市の駅の目の前にある4階建てのビルです。2~4階が住居で、1階は商売をする。1階の40坪を3区画にわけて、飲食、物販、本屋さんなどをそれぞれやってもらいながら、上の住居に住んでもらうというコンセプトです。

「マーケット・アパートメント」というブランド名で、うちだけではなく地元の行政や地域の方々、会社、青年会ともジョイントして進めています。竣工は1月の予定で、2022年から2023年にかけてのプロジェクトです。

エコラ 1階の店舗スペースのイメージ1階の店舗スペースのイメージ。3店舗に分割されている

――再生する上で重要視していることは何ですか。

2022年から、1棟リノベーションのパッケージを自社でつくるべきだと考え「1棟ワンストップ事業」を構築してきました。

例えば1棟のRCの建物全体のリノベーションは、外部もインフィルもきちんと再生する。

加えて、1階がテナント事務所だったら、何をいれるべきかを考える。例えばただコインランドリーを持ってくるのではなくちゃんと考えると、それをいいなと思って住んでくれる人がくる。単体でかっこいい、では終わらない、エリア全体に波及するリノベを考えてみました。

――2023年はこの「1棟ワンストップ事業」をどのように進めていく方針ですか。

1棟リノベーション事業を、ただおしゃれに作るのは誰でもできる。内外含めた建物そのものをハード面だとすると、活用や人のにぎわいといったソフト面を考えることは誰でもできることではない。どのように魅力的な場所にするかを考え、目に見えない価値をつくりたい。

――工務店やリノベーション会社を超えた「まちづくり」に近い事業ですね。

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