「自分がいなくなったら、お客様を守れない」 飽きっぽい私が、リフォーム業を続けられた理由
リフォマガ2025年10月(リフォーム産業新聞2025/10/27号)

今回のリーダーは...
かなえハウス(埼玉県新座市)
代表取締役
日高香苗さん
代表取締役
日高香苗さん
建築学校で学び、設計事務所、建設会社で20余年のキャリアを積み、47歳で社長となった日高香苗さん。2016年にスタートしたかなえハウスは、埼玉県新座市を拠点とし、リフォームを中心に住まいの相談需要に応えている。年間売上高は1億5600万円、年間受注件数は約190件。従業員数は5名。
設計したいだけなのになぜ経営者に?
かなえハウス(埼玉県新座市)で代表取締役を務める日高香苗さん。「自宅を新築した際、喜んでいた両親の姿を見て、自分も住宅の設計をしたい」と思い、そのまま建築の専門学校に進んだ。新卒で不動産会社に入社したものの「自分がやりたかったのは建築設計だ」と改めて気づき退職。恩師の設計事務所勤務を経て、23歳で建設事務所に転職した。
ここでようやく、注文住宅の設計が主軸となり、仕事にやりがいを見出せるようになった。仕事も順調で、新築を設計した家のリフォームを頼まれることもあった。気づけば20年以上経ち、役員になっていた。
だが、問題が起きる。会社の経営が不安定となり、当時の社長から「事業を引き継いで社長になってほしい」と頼まれた。
「私は設計したいだけなのに、なぜ経営者に?」と、社長になることなど全く考えていなかった日高さん。さらに、社長になると負債を抱えることにもなる。そのため、一時は転職しようとも考えた。
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