・インスペクション告知義務化に伴い、診断ミスに備えた保険が登場
・診断ミスにより引き起こされる損害、追加工事費用などを想定
・診断業者の関心も高く、申し込みの増加が今後も予測される
1000万円の補償も
4月に始まる既存住宅仲介時のインスペクション告知義務化。万が一、診断ミスが発生する場合に備えて、複数の団体が「見落とし」を補償する保険を提供している。どんな内容なのか。
インスペクション「見落とし保険」を提供する2団体
2団体が販売
診断の「見落とし」保険を提供しているのは2団体ある。公益財団法人日本建築士会連合会(東京都港区)とNPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都新宿区)だ。
日本建築士会連合会は、1件あたり1000万円までを補償する。掛け金は年間1万円、検査1件につき2200円で、実際に見落としが発生した場合の事業者の免責には10万円かかるという内容だ。
一方、日本ホームインスペクターズ協会は1件あたり100万円までを補償。掛け金は協会への会費に含まれていることから、1件ごとに保険をかける必要がない内容になっている。
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