・不人気物件を生まれ変わらせるホームステージングが流行
・家具配置を工夫し、実際の生活イメージを想像させる
・販売までの日数を1/3に短縮するなど、一定の成果
専門家、「ホームステージング」のノウハウ語る
不人気物件を誰もが欲しがる家へと生まれ変わらせるホームステージングが今、流行している。日本ホームステージング協会が設けている認定資格「ホームステージャー2級」の取得者は2000人弱。2018年は3000人到達を目指す。代表理事・杉之原冨士子氏にホームテージングを行う際のポイントを聞いた。
夫婦の会話が弾むような家具配置で、くつろげる空間を演出。
ナチュラルベースに黄色とグリーンがアクセントになっている
ホームステージングのポイント2つ
まず1つ目は、生活イメージが浮かぶように家具を配置すること。家具を置くことで、その部屋でどのように過ごすかイメージを思い描くことができる。間取りが四角ではない物件は使い方が分からず、避けられがちだが、家具を配置することで目立たなくなる。
さらに、キッチンに調味料や調理アイテムを置くなどして、そのキッチンで料理をする姿を想像させる。「ホームステージングでは、平米数や方角、駅近といった条件ではなく、家そのものが重要です。ここに住んだらどんな暮らしができるかを視覚情報から提案します」(杉之原氏)

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