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マンション管理センター、大規模修繕の問い合わせ年200件

マンション管理センター、大規模修繕の問い合わせ年200件

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要約すると

・マンション管理センターに、昨年度8158件の相談が寄せられた
・多くのメディアで大規模修繕問題が取り上げられてから、相談増加
・悪徳コンサル回避には、管理組合による自己防衛が必要


積立金不足に不安抱える管理組合

 マンション管理センター(東京都千代田区)には、昨年1年間で、マンション大規模修繕に関する相談が200件余り寄せられた。同社は、マンション管理組合の運営に関する相談窓口やセミナー、マンション管理士の資格制度を行っている公益財団法人。昨年1月に国土交通省が出した、マンションの大規模修繕に関する注意喚起の通達にて、相談窓口の1つに指定された。同社の本庄博之技術部長に業界の現状について聞いた。

マンション管理センター マンションストック数は年々増加マンションストック数は年々増加。
築年数の古い物件が増え、大規模修繕需要は年々高まりつつある。

最多は修繕積立金の相談

 昨年、同社に寄せられた相談は全部で8158件。その多くがマンションの管理組合の運営に関する事柄で、具体的には区分所有法や管理規約、理事会、総会についてだった。建物や設備に関する技術的な分野の相談は全体の1割ほど。その中でも、大規模修繕に関する相談は200件を超える程度だ。ただ、多くのメディアで問題が取り上げられてからは、急増している。

 大規模修繕に関する問い合わせの大部分は、修繕積立金の不足に関する相談。これは、多くの管理組合が推定修繕工事費を均等に割って積み立てる方式ではなく、はじめは低く設定して段階的に引き上げていく方式を採っているため。

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