住宅エコポイントの平成24年度3月のポイント発行状況が発表された。新築を入れた全体総数は3万6980件、そのうち新設されたリフォーム瑕疵保険はわずか4件(全体の0.01%)となった。
政府が先日公表した「中古住宅・リフォーム市場 の倍増」のための取り組み「中古住宅・トータルプランの概要」によると、「平成32年までに構造・防水部分のリフォーム工事について保険加入率30%」という記述がある。リフォーム工事におけるトラブル減少が狙いであるが、現実はポイントを付加してもほとんど保険利用につながっていない状況が明らかとなった。
一方、耐震改修のポイント発行状況は139件(全体の0.38%)で、利用割合が%に満たなかった。
また、住宅エコポイントは2012年5月1日から予約制度がスタート。リフォームの工事計画が決定してからポイントの発行申請を行うまでに、予約申し込みが必要になった。昨年度のような予算枯渇による突然の期間縮小などを防ぐための措置で、すべてのリフォームが対象。ただ、2012年4月30日までの工事が完了したものについては2012年5月31日までに申請すれば予約の必要はない。

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