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東京都住宅供給公社、高齢者住宅の空室減らす間仕切りをなくしてフローリングに

東京都住宅供給公社、高齢者住宅の空室減らす 間仕切りをなくしてフローリングに

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フルリフォーム実施で入居率をアップ

 東京都住宅供給公社(東京都渋谷区)は、1996年に開設したケア付き高齢者向け住宅の空室を次々とフルリフォームし、入居率アップにつなげている。

東京都住宅供給公社 フルリフォームした後の部屋改装前:以前の部屋モデルは和室に襖だった
改装後:フルリフォームした後の部屋

 八王子市にある「明日見らいふ南大沢」は、一般棟居室317室、一時介護室8室、介護棟介護居室50室を有する。特に一般棟は、93%の高い入居率を誇る。

 5年前から一般棟居室で空室が出ると、フルリフォームを実施。常にトレンドを取り入れてきた。高齢者が生活しやすい設計が特徴。キッチン下の引き出しを引き戸にし、車椅子でも通れるサイズの道幅に広げた。ベッドルームからは直接トイレ、風呂場へ行ける。「トイレへ行きたくても、ドアや部屋を超えないといけない場合、間に合わない可能性がある」(少子高齢対策部 明日見らいふ南大沢募集管理事務所・田谷典嗣所長)

 水まわりの天井には「生活リズムセンサー」を設置し、24時間作動。半日、部屋内で人の動きがないと社員に連絡がいく。ユニットバスは新調し、浴槽底を浅くした。「深いと、入る際に転んでしまう可能性があります。跨ぎやすいよう縁の高さも落としました」(田谷所長)

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