既存建物耐震補強研究会(東京都世田谷区)の保坂貴司代表は4月9日、今年度中に地盤と建築の知識を有し、中古住宅の診断・評価に取り組む人材を育成するため、新たな社団法人を設立すると発表した。
保坂氏は「古い建物は性能が良くても、築年数で判断されて20年を超えるとほとんど評価されてないものになってします。このような状況では中古住宅やリフォーム産業が大きくなっていかない。建築のプロが、中古住宅の評価、そして地盤まで分かるようになることが必要」と話す。
保坂氏が代表を務める既存建物耐震補強研究会では、耐震性能を高め、劣化部位を補修する「構造リフォーム」を会員の工務店・リフォーム会社とともに普及を図っている。建物診断時には建物の耐震性・劣化状況のみならず、地盤調査まで行う点が特徴となっている。

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