3月29日に交付申請がスタートした「先進的窓リノベ2024事業」(予算1350億円)の予算に対する申請額の割合が、7月1日時点で15%に達した。まだ潤沢に予算が残る状況だが、あるリフォーム事業者は今後、「どこかで消費者ニーズがブレークするポイントが来る」と予想する。
申請戸数、5万弱に到達
その要因として挙げるのは、家庭用電気料金の値上げだ。2024年6月に各電力会社が発表した値上げ率は、東京電力で15.90%、北陸電力においては39.70%に及んだ。
ガラス窓1枚を断熱窓に変更するだけでも年間1~2万円の光熱費削減につなげることが可能なため、補助金を活用した窓リフォームへの注目がさらに高まりそうだ。
各自治体が行う窓リフォームの補助金事業もある。東京都の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」や神奈川県の「既存住宅省エネ改修事業費補助金」などは、条件を満たせば先進的窓リノベ2024事業と併用可能で、利用が加速しそうだ。
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