2分の1相当、最大補助額200万円
各住宅の省エネ化を推進する国の補助金事業のひとつ「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」が2025年も継続して実施される。事業名は「先進的窓リノベ2025事業」で、主幹は環境省だ。予算は前年度同様の1350億円を予定している。
補助金の対象となる工事は、既存住宅における高い断熱性能を持つ窓への改修だ。ドア交換に関しては窓工事と同じ契約内で行われる場合のみ補助の対象となる。補助額は費用の2分の1相当、上限は200万円。2024年11月22日以降から2025年内、または予算上限に至るまでの工事が対象となる見込み。
製品別の補助額は、ガラスと外窓については前年度と変わらない一方、内窓のみ減少が見られる。それも製品ランクが低くなるほどその減少額も多くなるという設定だ。このような変更に関する背景を、環境省担当者は次のように説明する。「窓やドアを単に新しくするだけでなく、高い断熱性を備えていただくことが事業の目的ですから、より高性能な製品導入を推奨したいという思いで補助単価を改訂しています」
2025年度における内窓の補助単価は、SSランクでは前年度から2000〜6000円、Sランクで1000〜3000円減少し、Aランクに至っては約半額に減少。このような差をつけることで、製品ランクの高い内窓導入を推進する。
また外窓に関しては、中高層集合住宅におけるカバー工法Bグレードに対する補助が廃止。ガラスに関しては面積0.1平方メートル未満の極小(X)に対する補助が廃止となる。
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