NPO法人住宅再生推進機構(東京都中野区)は、住宅のメンテナンスに24時間対応する一般ユーザー向けサービスの提供を開始した。
同サービスは全国展開するコールセンターと提携して実施する。ユーザーからの問い合わせをコールセンターで受け、提携している工事業者が修理などを行う。ユーザーの負担は部品代のみ。トラブルやメンテナンス対応のほかに、家事代行やクリーニングサービスもある。
登録は無料で、利用料金は1世帯当たり年間1万円。利用料金を自社で支払い、ユーザーに無料のサービスとして提供することもできる。またユーザーが料金を支払って、有料のアフターメンテナンスとして利用することもできる。
対象となるのは、主に中古住宅購入者やリフォームしたユーザー。
同団体は「良質中古認定」という制度を作り、住宅のインスペクション、住宅履歴を合わせて提供している。
「同制度の登録数を増やすために、まずユーザーのアフターケアに注力したいと考える業者をこのサービスで増やしたいと考えています」(高橋正典専務理事)
現在同サービスへの登録業者数は100社を超え、利用世帯数は20~30件程度。登録業者のほとんどが不動産業者で、今後はリフォーム店や工務店などの業者も増やしたいと考えている。今年中に登録業者500社を目指すとしている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面