日本エネルギーパス協会と低燃費住宅普及の会は7月18日、工務店、リフォーム会社向けに「なぜ省エネ建築ビジネスは儲かるのか?」と題したセミナーを開催した。第1部セミナーに登壇したのはエネパス協会の今泉太爾代表理事。
同協会では「家の燃費」を表示する証明書「エネルギーパス」の普及活動に取り組んでいる。今泉氏は「車や家電は燃費で選べ、今は低燃費のものが売れている。他の業界では一生懸命取り組んでいるものの、住宅は燃費で選べない。断熱改修などの省エネの投資効果を見えるようにしなければ」と指摘した。今泉氏によれば、一般的な住宅では年間30万円前後の光熱費がかかり、30年ローンを組んだ場合、この間で約900万円の費用が必要となる。「断熱性の高い分厚い家を建てることでこの光熱費をゼロにできたら、儲かるし、人生はより豊かになる」(今泉氏)
第2部では低燃費住宅普及の会の早田宏徳代表が講演。早田氏は省エネ性能の高い「低燃費住宅」を香川県高松市にて販売。設立初年度で60棟、2年目では100棟の受注を目指している。同ブランドの住宅を全国に普及させるため、工務店ネットワークを拡大している。

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