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山梨県を地盤とし22店舗のホームセンターを展開するくろがねや(山梨県甲府市)はリフォーム事業拡大に向けて取り組んでいる。今期は売上高8億円を目指す。

▲甲府市内にある「リフォーム館」
300坪超の大型店基盤に攻勢
同社の前期(2012年5月決算)リフォーム売上高は約6億円。リフォーム市場規模が全国的に見て小規模な山梨県内では、同社の売上高水準は県内トップレベル。今期は以前から行っている総合リフォーム以外に、太陽光発電の販売を強化して拡大を図る。2010年9月、甲府市内にオープンした300坪超の店舗「リフォーム館」の入口には、太陽光発電パネルをズラリと並べている。「今年の3月くらいから相談件数が増えてきています。今期は150棟の販売が目標です」(取締役総務部長兼リフォーム部門担当責任者・佐藤雅彦氏)。
また、同社では春と秋の年2回、大型イベントを実施。2012年9月に開催を控えており、「耐震」「エコ」をテーマにした企画を検討中だという。2012年2月25・26日に行った春のイベントでは、ショールームの展示品オークションを行った。来場したユーザーが希望する設備に購入したい価格を付けて入札するというもの。その他、「福祉」「耐震」「整理整頓」「エクステリア」といったテーマで6つのセミナーを開催し1000組が来場。秋も同様の集客を見込む。
さらに、基幹店となるリフォーム館の売り場のリニューアルも計画。「ただモノを展示するのではなく、テーマを持たせたり、おしゃれな雰囲気を体感できたりするように変えたい」(同氏)。
同社がリフォーム事業を積極展開し始めたのは3年ほど前。地元での知名度、店舗の集客力を生かして売り上げを拡大してきている。現在は山梨県内5拠点、神奈川県1拠点、東京2拠点でリフォーム対応を行っている。甲府市のメーンショールーム「リフォーム館」では、キッチンだけでも10台以上を展示するなど、設備の比較検討が可能な点が売りだ。その他の拠点はホームセンター内の一角に専用のコーナーを設けている。スタッフは27名。営業は建築士資格をもった有資格者が中心。年間工事件数は2000件を超える。

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