「究極の寝室」の普及目指す
リフォームで快適な睡眠を―――。「究極の寝室」というリフォームプランを提案しているのが、早稲田ハウス(千葉県松戸市)だ。同社は良い睡眠が健康につながると考え、全国で普及を目指している。
「究極の寝室」。床、壁、天井など、随所に素材のこだわりが見られる
床は宮崎のオビ杉
「究極の寝室」でこだわるのは空気の質だ。快眠のためには最適な温度と有害物質が極力ない空気が大事だと金光容徳社長は話す。そのため寝室のあらゆる場所に自然素材を使うのが同社のやり方だ。
当然材料には徹底的にこだわっている。まず、床材は、宮崎県の飫肥(オビ)杉を使う。杉材の中でも油分が多く含まれ、反りが少ないのが特徴だ。しかも、一般的には建材として敬遠されがちな節のある部分をあえて用いている。
「節は養分の集まるところ。殺菌作用のあるフィトンチッドが多く出るんです」(金光社長)
宮崎産飫肥杉を床にあしらう
また、壁面に使用する珪藻土は北海道稚内産。粒が小さく多孔質が特徴で、これを90%の含有率で配合する。多孔質であればあるほど空気が良くなるという。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1652号(2025/06/09発行)1面
-
1651号(2025/06/02発行)2面
-
1651号(2025/06/02発行)5面