愛知県の有力ビルダー新和建設(愛知県北名古屋市・吉村良三社長)はリフォーム事業が好調だ。今期(3月決算)のリフォーム売上高は、前年比25%増の15億円を見込む。推進している古民家全面改装が増えている。平均単価は約1000万円。下期に入って受注が伸びており、現在、完工が来期への持ち越しとなる案件の総額は8億円で例年の約3倍。
受注が好調なこともあり、来期のリフォーム売上高計画16億円を上方修正する考え。
「今期から初となるリフォームのテレビCMを継続している成果が後半になって出てきました。消費税増税も控えている中、今リフォームしようとタイミングを計っていることも受注が伸びた要因だと思います」(田口文男専務取締役)。
同社のビジネスモデルは構造補強リフォームが終わった段階や完成後の現場見学会を開催し、実際の古民家が再生していく過程を体感してもらうこと。1現場で5回ほど見学会を開催し、数多くの顧客との接点を作る。さらにリフォームショールームで、改修内容や予算などについて学ぶ「勉強会」に参加を促している。

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