外装工事や小屋ブランド「小屋やさん」などを手掛ける植田板金店(岡山県岡山市)は1月、屋根と小屋のショールーム兼コワーキングスペースの複合施設「ひとやね」をオープンした。設計・デザイン監修は建築家の隈研吾氏が担当。屋根材は33商品、外壁材は47商品を展示している。
外壁に39棟の「小屋」を設置
トイレの洗面台は銅板葺き
まるで小屋を設置したかのような外壁が特徴的
床面積666平米
同施設は飲食店を改修したもの。敷地面積は約3300平米、建物の床面積は約666平米。
特徴的な点は、まるで小屋を設置したかのような外壁だ。13メーカー、31商品、34色の屋根材と、4メーカー、41商品、41色の外壁材を使用している。植田博幸社長は「工事で一般的に使われるような屋根材はほぼ網羅しています。当社が手掛けている小屋事業を意識して、小屋をパッチワークしたような外壁にしました」と語る。屋外には隈氏がデザインを監修した「木庵」など15棟の小屋が並ぶ。
屋内に展示する屋根材は12メーカー、16商品、32色。金属屋根や瓦などの屋根材が並び、軒下はコワーキングスペースとして利用できる。小屋の展示エリアでは4棟の小屋が並び、デッキを上ると屋根材を触ることが可能だ。小屋の屋根や外壁には施工前後のイメージが分かる展示をしている。4棟の小屋のうち、2棟は会議室、もう2棟には1.5畳の個室が8つ用意されている。

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