土屋ホームトピア(北海道札幌市)が福岡県に進出した。10月1日には福岡市中央区に「営業本部 福岡準備室」を開設。11月の新年度から、本格的な営業提案を行っていく。
5年で市内4、5支店を展開計画
土屋ホームトピアは、北海道で培った高性能断熱リフォームを武器に、現在、全国で31拠点を展開するリフォーム会社。従来は東日本エリアで徐々に拠点を広げてきたが、今回の出店は他店舗と大きく距離を離した店舗となる。菊地英也社長は福岡準備室の開設理由を次のように話す。
「1つは大都市圏から攻める、全国展開戦略に切り替えたためです。北海道は中心となる札幌、東北は仙台と拠点を出しているのと同じように、九州四国の中心になる福岡に出すことを決めました」
ただ、未出店の大都市圏を考えたとき、同社はまだ愛知県、大阪府には出店していない。福岡に飛び地出店を決めたことには理由がある。
「福岡は近くて遠い関東圏と考えています。もちろん関西の人も多いですが、空港は街の真ん中になりますし、関東の文化が流入している場所なのです。若者の多い札幌に似たところもありますね。今まで東日本しか出店していませんので、札幌や東京で培ったノウハウが生かせる場所として考えました」(菊地社長)
また、アジアの他国に近いことも、福岡という場所を選ぶきっかけとなった。将来的に全国展開するにあたり、菊池社長は5~10年後には外国とのつながりも重要になってくると考える。具体的な取り組みとしては人口減少に備え、外国人の採用などを検討していく方針だ。
福岡準備室の責任者には、元仙台支店長の西大條謙一氏が就任。当初は1名で営業本部開設の準備を進め、11月からは2~3名体制となる予定だ。5年ほどで、福岡市内に4、5支店の展開を予定している。

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