矢野経済研究所(東京都中野区)が実施した住宅リフォーム市場に関する調査結果によると、2013年第4四半期(10~12月)の住宅リフォーム市場規模は、速報値で2兆655億円。前年同期比17%増と高い伸びを示した。四半期で2兆円を超えたのは、2000年以降で3度しかなく3番目の規模。2013年全体では、12.3%増の6兆9521億円で2003年以来の7兆円規模目前となった。
住宅リフォーム市場の四半期別市場トレンド推移
同研究所は「消費増税前に『設備修繕・維持』分野におけるリフォーム需要が顕在化しているものと考える。また2013年年初より株価上昇等による資産効果が住宅リフォーム市場に好影響を与えたことも一因では」と分析している。
また、2014年の同市場規模に関しては、6.3~6.8兆円を予測。「大規模リフォームは増税の反動減の影響が比較的小さい。水回りを中心とした中規模リフォームについては、増税後の景況感や株価、給与・賞与のトレンドなどに左右されるものと考える」と理由を述べている。

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