YKK APは、樹脂窓の主力商品「APW330」シリーズの防火対応商品を4月25日から販売する。同商品で新築着工数の約65%を占める東名阪エリアでの樹脂窓普及を狙う。
新商品「APW330防火窓」は、樹脂の変形を抑える補強材の効率的な配置などによって781℃で20分加熱する「遮炎性能試験」をクリア。大臣認定「遮炎性能」を取得し、建築基準法の耐火建築物、準耐火建築物に使用可能だ。
防火性能と合わせて高い省エネ性能を両立させており、樹脂フレームとLow-E網入複層ガラスの組み合わせで、今までのアルミ複層ガラス窓と比較し、冷暖房費は年間約28%削減できる。
また大都市圏で心配な防犯対策では、防火樹脂窓で唯一、人の身体の侵入が不可能なスリットサイズを全22種類で展開。ハーフロック、サブロックを標準装備し、引違い窓にはシャッターを付けて防犯性を高めた。
「2013年の新築戸建住宅の着工戸数は約68万戸、そのうち44万戸、約65%を東名阪エリアが占めます。当社出荷ではその約2割、東京23区に限ればほぼ全域が防火窓の必要な地域です。そこをカバーする商品のご提供で、"樹脂窓普及率30%"を目指す当社目標の実現に拍車がかかると考えています」(水上 修一商品企画部長)
樹脂窓の普及拡大に自信を見せる執行役員営業本部長神波秀一氏
売上目標金額は2014年度6億円、2016年度に40億円。
価格は、縦滑り出し窓(Low-E網入り複層ガラス)幅64㎝高さ117㎝で、10万1600円(税・取り付け費別)。これは通常の「APW330」の約8割高となる。

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