ポラスグループ(埼玉県越谷市)は、カバー工法を取り入れた外装リフォームのパック商品「Koromogae(ころもがえ)」を発売した。外壁、屋根、サッシ、玄関のすべてを1つのパックにしている点が特徴。

外装を一新する新商品
プランはスタンダード、ミドル、プレミアムの3つ。スタンダードでは田島応用化工の「ロアーニ2スクエア」を屋根に、ニチハの「レフィーナウォール」を外壁に、YKK APのアルミリフォームドア「プロントRD」を玄関に使用。サッシにはYKK APの「フレミングJ」と「エイピアJ」を使う。価格は付帯工事込みで、坪単価16万8000円から。
ミドルでは屋根材が天然石チップを施したLIXILの「セネター」になるなど意匠性にこだわった商材に、プレミアムでは遮熱・断熱機能を持たせたニチハの屋根材「横暖ルーフα」などに変更される。
デザインも豊富で、スタンダードでの屋根、外壁のデザインの組み合わせは90通り。ミドルで12通り、プレミアムでは24通りから選べる。
屋根、外壁、サッシの工法にはカバー工法を採用。既存の外装の上から施工するため廃棄物はほとんど出ず、工期も一カ月以内と短い。またメンテナンスの手間も少なく、10年経ってもシーリングなどの消耗部分の交換のみで済む。
ターゲットはポラスで新築したユーザー。特に築20年の点検時期に差しかかる約1万5000戸を対象としている。
新商品はポラスグループの5社で販売。グループを横断して同じ商品を扱うのは初めて。「ターゲットは年輩の方が多いので、施工後のメンテナンスが楽で、工期も短いカバー工法の商品をつくりました。パックにすることで選びやすく、お得感のある商品になりました」(大久保典洋部長)

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