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大京エル・デザイン、昨年度対比1.5倍を計画

大京エル・デザイン、昨年度対比1.5倍を計画

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大京グループのリフォーム会社、大京エル・デザイン(東京都渋谷区)の海瀬和彦社長は本紙インタビューに応じ、「今期のリフォーム事業単体の売上高は、昨年度の1.5倍を目標にしている」と答えた。計画達成に向けて、3つの売り上げアップの戦略を推し進めている。

今期のリフォーム事業の売り上げ計画は、昨年度31億円の1.5倍の約46億円だ。その目標を達成するための戦略は以下の3つだ。

「L'scasa」は福岡のマキハウスと提携して商品化した
▲デザインリフォーム「L'scasa」は福岡のマキハウスと提携して商品化した

(1)グループの連携強化

大京グループには8社の関連企業があるが、中でも管理会社の大京アステージ、仲介会社の大京リアルドとの連携をさらに強化していく。大京アステージとの連携の内容は、「入居者に対するWEBでのリフォーム情報の発信する」ことだ。現在、大京アステージはマンション棟別に入居者限定の情報発信サイトを展開中。このサイト上でリフォームの提案を強化していく。

不動産流通の大京リアルドとは中古住宅の買取再販事業において連携を深める。リアルドが買取再販する物件の2割程度は、一定規模のリノベーションを実施する見込みだ。

(2)エリア拡大戦略

同社の営業エリアは東京、名古屋、大阪、広島。前述の通り、アステージとの連携を深める上でも管理物件の豊富なエリアへの展開を強化していく。

(3)新規顧客の開拓

新規顧客の獲得のために、リフォーム商品のラインアップを整備中だ。水まわりの商品をパッケージ化した「定価制パックシリーズ」に加え、「省エネリフォーム」、「バリアフリーリフォーム」などをライフスタイルに合わせて企画した商品や、こだわりのユーザーに向けた1000万円超のデザインリフォーム商品「L'scasa(エルズカーサ)」などを続々リリースした。

「大京グループの管理物件以外の受注は全体の2割程度だが、これらの新商品で新規顧客の割合を3割まで高めたい」(海瀬社長)

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