東急不動産 リフォームが注文住宅を上回る

東急不動産（東京都渋谷区）は2012年4月～12月期の決算を発表した。請負工事部門の売上高は、前年度同期と比べてリフォーム事業が８％増の１３２億円、注文住宅事業が横ばいの１１６億円。前年度同期は注文住宅とリフォームの売上高がほぼ同一だったが、今年度は注文住宅が伸び悩み、リフォーム売上高との間に差が生じた。

リフォーム事業では、特に東急ホームズが販売するスケルトンリフォーム商品、「暮らしアップ」が売り上げを伸ばした。同商品は床面積に応じた定額制を採用しており、内装、外装、設備入れ替え以外にも耐震工事がセットになっている。「建て替えの半分の費用で新築同様に！」というキャッチフレーズで売り出している。

スケルトンリフォーム商品の「暮らしアップ」

東急不動産広報部は、リフォーム事業の通期予想は答えられないが、「前年度の１７１億円を超えるのはほぼ確実」と話す。