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(写真:パワーカップルやDINKs向けの改修を施した物件)

区分マンションの買取再販事業を軸に業績を伸ばしているのがプラン(東京都台東区)だ。仕入れから販売までの期間を従来の1年から180日へと短縮したことが売上拡大の大きな要因となった。同社の2024年度売上高は前年比28%増の10億3000万円。2025年度は16億7500万円を見込む。なお、売上高の90%以上は1棟ビル・マンションの買取再販や開発事業、残り10%は仲介業務や建物管理、工事などで構成されている。
区分マンション再販で売上高10億円
台東区周辺が強み
同社は2018年設立。主力事業は区分マンション再販で、年間販売件数は2024年度が23戸。2025年度は35戸を見込んでいる。ターゲットは、世帯年収1000万円ほどのパワーカップルやDINKs、ファミリー層。顧客のニーズをもとに内装設計を行い、約60平米の住戸を1LDKへと間取り変更するケースが大半だ。商圏は東京23区とその近郊、特に本社のある台東区を中心に墨田区、江東区を強みとし山手線沿線をメインに仕入れ営業を行っている。仕入れ価格は5000万円前後、リフォーム費用は60平米で約800万円、販売価格は約6000万円。利益率は10%程度を目指している。
180日サイクル
成長の要因は、仕入れから販売までのサイクルを従来の1年から6カ月(180日)へと短縮した点にある。従来の2分の1のサイクルに短縮したことで、営業マン1人当たりの担当物件数は2倍に増加。つまり回転率が2倍になった。これを実現するには、仕入れから商品化までの期間をいかに短くするかが重要だ。
30分で仕入れ判断
以前は、物件の仕入れを判断するのに1週間前後かけて議論していた。その後には内装の設計や工事計画をじっくり話し合って決めるなど、工事着工までに数カ月を要することも多かった。
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