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- > 投資ファンドで空き家を再生、新規事業で地域を元気に
神奈川県鎌倉市を拠点に不動産事業を手掛けるエンジョイワークス。今年3月に国土交通省「地域価値を共創する不動産業アワード(不動産・建設経済局長賞)」のアワード大賞を受賞するなど、空き家・遊休不動産の再生で注目を集める。同社では空き家を活用して個人が新しい事業を始めるための投資ファンドを運営している。
ファンドの運営
今年4月に「泊まれる研修施設」としてオープンした鎌倉市の「甘糟屋敷」。1000坪の敷地に広がる庭と築300年の趣ある既存建築を生かした事業を地域の人たちと考えた
同社が運営するクラウドファンディング「ハロー!RENOVATION」は、全国各地の空き家・遊休不動産を活用した新しい事業を応援する投資ファンドだ。ファンドのウェブサイトの登録者は約2万人。サイトには常時数個のプロジェクトが掲載されていて、空き家を利用してシェアハウス、カフェやバーなどの飲食店にしたいなど多岐にわたる。
登録者は興味のあるものに投資する。投資は一人5万〜15万円程度で、一般的な不動産投資より気軽に参加できる。目標金額は5000万円以下で、700万〜2000万円を集めるものが多い。1つのファンドにつき投資家20〜150人程度が集まる。投資はしなくても、残置物の片付けやDIYなどイベントに参加する登録者もいる。
クラウドファンディングのサイト
リターンはプロジェクトによって異なるが、3〜5%程度。福田和則社長は「収益を得よう、稼ごうとするより、仲間になってくれる人と出会い、地域の人たちにも自分ごと化してもらうのが目的。皆さんの思いと共感を乗せたお金を集めて事業を伸ばし、地域全体で盛り上がっていく」と語る。
リフォーム産業フェア2023
- リノベーション事業で
成功した理由、話します -
開催日/2023年7月19日(水)
会場/東京国際展示場(東京ビッグサイト)
時間/12:30~13:30

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