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VOL.4
企業リポート 不動産流通システム
東京23区を中心に売買仲介事業を行う不動産流通システム(東京都中央区)。同社では原則片手仲介で囲い込みしない、仲介手数料の割引、リフォームの資格まで持つ宅建士といった独自の戦略で差別化を図っている。
経費徹底削減し手数料半額サービスで差別化
営業は100%宅建士、リフォーム資格保有
独自のサービスと人材で差別化図る
正直不動産を監修
同社は2008年に設立し、東京23区を中心に不動産売買仲介事業を手掛ける会社だ。売買仲介ブランドは「REDS(レッズ)」。原則、個人間取引は片手仲介とし、不動産流通の阻害要因となる「囲い込み」をしない点を売りにしている。そのような経営方針もあり、NHKで放映されたドラマ「正直不動産」の監修も担当した。
売買仲介では都心部の中古マンションが中心。2023年12月期売上高は約7億7000万円。近年の仲介件数は年700〜800件。販売単価は約7000万円ほど。
ライバルも多い東京エリア。同社では大きく4つの方法で差別化を図っている。1つ目は仲介手数料の割引だ。同社のウェブサイトでもまず大きく打ち出されているのが「仲介手数料が最大ゼロ円になります」という宣伝文。例えば同社で5000万円以上の物件を購入する場合、仲介手数料は法律の税込上限である物件価格の3.3%プラス6.6万円の半額となる。具体的には1.65%プラス3.3万円となり、法律上限に比べて「85万8000円以上お得」としている。物件価格が4000万円の場合は、1.98%プラス3.3万円といったように、物件価格が低くなれば割引率も低くなる仕組みだ。

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