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スターツG住宅リフォーム強化

スターツG 住宅リフォーム強化

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スターツグループは住宅リフォーム事業を本格強化する。そのためグループの中で、住宅事業を担うスターツホーム(東京都江戸川区)は、社内体制を一新した。また、6月をめどにサービス品質の統一化を進め、3年後の2015年には現在のリフォーム売り上げの2.5倍となる30億円を目指す。

 スターツホームの亀田融取締役部長は、「ユーザーの方には、他社のリフォームとどのように違うか分かりにくい面があった」とし、自社の独自性を明確化する。そのため、4月には最低500万円以上の大型リフォームを担当するリノベーションチームと、小型のリニューアル工事を担当するリニューアルチームの2チームに社員を分類した。より専門性を高めることが狙いだ。

 「従来は、同じ営業が大型と小型案件、両方の担当をしていましたが、大型はきめ細かい対応が必要ですし、小型はコストダウンしての効率化が重要になるので、要素が異なります。また、担当で提案品質のバラツキがありましたので、そこを統一化していく方針です」(亀田取締役) 

 現在16名の営業が在籍するが、その中でも経験が豊富なベテラン社員5名をリノベーションチームの担当とし、要求が高い大型案件での顧客満足度を高める。将来は、リノベーションチームの全社員を建築士の有資格者とする構想だ。

 一方、リニューアルチームは、スピードが要求される100万~200万円の工事がボリュームゾーンとなる。そこで、水まわり商品を中心としたパック商品を充実させ、価格や工事内容を分かりやすくした。

 「今後は断熱リフォームパックやインテリアのパック商品も展開しパック商品を拡充する予定です」(同取締役)

 ただ、他社と同様のパック商品では、差別化ができないため、インテリアパックにはヨーロッパ調やアジアン調といったデザインを選択できる要素を取り入れるなど、同社ならではの独自性も盛り込む考えだ。

 今期は、これらの新たな提案体制の確立を最重要課題とし、リフォーム売り上げ目標は前年度と同様の約12億円としている。ただ、来期からは、人材採用、新店舗の出店などを進め、3年後となる2015年度に売上高30億円を目指す。

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