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住友不動産(東京都新宿区)は、マンション新築そっくりさん事業の拠点を拡大している。拠点増加に伴い約1年前に全国を管轄するマンション新築そっくりさん統括事業部を新設。首都圏だけだった営業エリアを大阪、東海、福岡、北海道と増やしており、近々に仙台、広島でも本格展開を開始する。
仙台、広島でも本格展開スタート
マンション新築そっくりさんは、同社が平成10年9月から事業開始した大規模リフォーム商品。完全定額制を大きな武器に前期は70億円強の実績を持つ。スタンダードプランの単価は約10万円/平米+諸経費・消費税(エリアで異なる)。スケルトン状態にするため、自由に間取りを設計できる点も特徴だ。
近年、築年数が経過したリフォーム適齢期のマンションが増加してきたため、全国に事業エリアを拡大し始めている。
「東京、大阪のあと東海、福岡、北海道と古いマンションが多い順に展開しています」(住宅再生事業本部・マンション新築そっくりさん統括事業部、惣野正己事業部長)
事業を開始したエリアには、専任の担当者を配属。全体で200人弱の営業マンを抱える。今後も人員は増加していく。
同社では、マンションリフォーム事業の強化を進めており、昨年の10月には、サロン設置型の営業拠点「あざみ野リフォームギャラリー」を横浜市にオープン。同拠点は新築分譲マンションのギャラリーを新築そっくりさん仕様にリニューアルし作り上げた。マンションリフォーム後のイメージを体感できる空間となっている。
また、今年の5月にはグループの住友不動産販売と連携し、中古マンションや戸建て探しから建物診断、資金計画、リフォームまでをワンストップで行う「中古を買って"新築そっくりさん"」サービスも開始。事業拡大を進めている。グループの前期マンションリフォーム売上高は141億円。

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