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福岡県福岡市で、空いたテナントスペースに商店街をつくって、地域を活性化する取り組みが注目を集めている。これを仕掛けたのは、賃貸リノベーションを行うスペースRデザイン(福岡市)。寂れた地域をセルフDIYで盛り上げる活動をリポートする。

清川リトル商店街には5カ月で2000人が訪れた
月1.5万円で店が持てる
築39年の大規模賃貸物件「新高砂マンション」。今年3月、その1階にある元店舗スペースに「清川リトル商店街」がオープンした。
スケルトン状態のまま残された広いスペースには、11個の色とりどりの小屋がある。これが「モバイルハウス」と同社が呼ぶ、商店街の店舗。駄菓子屋やマッサージ店、アジア雑貨ショップなど、様々な店舗が立ち並んでいる。
店舗スペースは1坪。ホームセンターで購入すれば4万円で揃う木材で作られている。
店舗の借り主は、まず自らこの小屋を組み立て、その後ペンキで塗装したり、扉を取り付けるなど、セルフDIYで自分の店舗をカスタマイズしていく。店主のほとんどはDIY初心者だが、店主同士でノウハウを共有しながら、個性的な小型店舗が次々に作られている。

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