建材販売を手掛けるイシザキ(東京都大田区)の石崎信之常務取締役は「3月の売り上げは前月比10%減か、それ以上か、考えたくない」と話す。同社は今期、月次実績ベースで「3勝1敗」と好調に推移してきたが、今月以降、売り上げが読めなくなってきた。
要因は売り物である建築資材の入荷が遅れていること。「IH、食洗機、キッチン、トイレ、給湯器、エアコンがなかなか入ってこない状況」(石崎常務)
卸・販売店ではまずは売り物を確保しようと躍起だ。
「買い占めとまではいきませんが、とにかくどの販売店さんも、商品を確保しようと、いつも以上に多く注文を入れているように感じます」(石崎常務)
徹底していることはリフォーム店、工務店への情報提供。
「今やっていることは東日本大震災の時と同じことで、今何が遅れているのか、どんな商品が入るのか、代替え商品はないのかということを取引先さんに伝えること」(石崎常務)。4月にはある程度ち着くのではと予測するが、先行きは不透明だ。

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