オートバックスセブン(東京都江東区)は、遠隔地から測定可能なアルコールチェッカー「ALCクラウド」のサービスを提供している。
ALCクラウドは、車両運転前後のドライバーの酒気帯び状態を測定し、その情報をクラウド上で管理できるサービス。測定結果に異常がでた場合は管理者に通知が飛ぶため、速やかにドライバーへの指導が行える。
スマホ連動型のアルコールチェッカー
アルコールチェッカーはスティックタイプとなっており、サイズは長さ121mm、直径15mmで重さは15g。ドライバーは、本体と専用アプリをBluetoothでペアリングし、本体に息を吹き込みながら顔写真を撮影するだけで、測定が行える。測定終了と同時に、測定結果、測定場所、測定日時、測定者の顔写真が記録され、管理者の所有するクラウド上に保管される。
同サービスを利用している企業のうち35%が建設業。操作が容易で、直行直帰の際も携帯しやすいといった点が好評だ。
今年12月1日から白ナンバーの車両を使用する事業者に対して、アルコールチェッカーによる測定が義務化される予定だ。測定時に日時、確認者名、運転者名などの8項目について記録する必要がある。同製品は8項目すべてをクラウド上にまとめることが可能だ。
「測定は数分で完了しますが、アルコールチェッカーを導入することは、ドライバーも管理者もやるべき工程が1つ増えることになります。導入前にデモ機の貸し出しや説明会など、運用シミュレーションを行うので、導入後のイメージがしやすいと思います」とオンラインアライアンス事業開発部、江田雄二課長は話す。
本体価格は税別1万1000円、クラウド利用料は月額で1IDにつき税別800円。複数IDを登録する場合は、人数に応じて割引金額を設けている。
オンラインアライアンス 事業開発部 江田雄二課長
この記事の関連キーワード : アルコール アルコールチェッカー オートバックスセブン クラウド

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1653号(2025/06/16発行)5面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)20面
-
1653号(2025/06/16発行)5面
-
1651号(2025/06/02発行)5面