・AIが電力利用状況分析・アドバイスを行うEnnet eyeが注目されている
・30分ごとに利用状況を比較し、異常な値が見つかった際に警告する
・1社員当たり2000~3000件ものユーザーに対応することが可能
文章も自動作成する「Ennet eye」の実力
人工知能(AI)技術が発展し、様々な分野での活用が進む中、電力利用のコンサルティングで注目を集めているのがエネット(東京都港区)だ。同社は、NTTファシリティーズと東京ガス、大阪ガスの3社によって設立された新電力の会社。電力供給の契約数は5万7000件に上り、約400社の新電力の中で、販売電力量が16年連続No.1(2017年9月末時点)となっている。同社の最大の強みであるAIによる電力使用コンサルティングサービス「Ennet eye(エネット・アイ)」について、経営企画室事業開発室の五郎丸章裕課長に話を聞いた。
AIがコメントとグラフで分かりやすく報告
アドバイザーはAI
「Ennet eye」とは、電力の利用状況をAIによって分析し、適切な利用についてのアドバイスをするというもの。同社が電力販売しているユーザーを対象に昨年7月3日からサービスを開始した。ユーザー満足度を高めるソフト面のサービスを強化することで、激烈な価格競争から抜け出すことが狙い。3年後に3000件のユーザーへのサービス提供を目指している。

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