蓄電池の販売を中心に、スマートハウス・エコリフォームの提案も行うサンフォレスト(大阪府大阪市)が、蓄電池販売のノウハウをパッケージ化したコンテンツを売り出した。1台販売につき粗利100万円を叩き出すというコンテンツの中身や今後の蓄電池マーケットついて坂本哲平社長に聞いた。
大容量サイズ、コンパクトサイズなどの商品を提案している
FIT満了の可能性
家庭用太陽光発電の余剰電力固定買取制度(FIT)の期間10年が満了する「太陽光2019年問題」に直面し、売電から自家消費に切り替えるユーザーが増加するとみられている。そこで注目されるのが、自家消費のために電力を貯める蓄電池の購入ニーズの拡大。太陽光業界におよそ20年身を置く坂本社長は、現状を「太陽光業界の歴史の中で、最も大きな転換点」と語る。
売電開始時に48円/kWhだった住宅用太陽光エネルギー買取額が現在は約30円/kWh、期間満了後は同社の営業エリアの関西圏で、一律8円/kWhにまで下がる。FITが終了する53万世帯の家庭には、現在、電力会社から買取期間満了の通知が届き始めており、有効な対策がわからず戸惑っているユーザーが少なくない。そこで同社は、工務店やリフォーム会社向けに、蓄電池提案についてのセミナーを随時開催。蓄電池を売るためのノウハウをパッケージ化したコンテンツを販売している。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1652号(2025/06/09発行)3面
-
1641号(2025/03/17発行)16面
-
WEB限定記事(2025/03/14更新)
-
1640号(2025/03/10発行)7面
-
1640号(2025/03/10発行)2面