給湯器のリフォームで2022年7月期に約77億円を売り上げたキンライサー(東京都港区)は、自社施工の体制作りを強化している。今年2月、倉庫の一部を改装し、給湯器設置の研修所「トレーニングセンター」を開設した。3月には、兵庫県内の自社倉庫一部にもトレーニングセンターを設置。約40人の自社施工体制を、2年後に150人、5年後に300人体制に拡大していく方針だ。
給湯器施工の研修場を開設
半年で1人前に育成
トレーニングセンターで研修を受ける施工職の社員
実技、接客を学習
キンライサーが開設したトレーニングセンターは広さ50平米ほど。その中にガス給湯器9台、エコキュート2台を設置した。ノーリツ、リンナイ、パロマといった、同社でも取り扱いが多い商品が並んでいる。
研修は半年かけて行われる。まず3日間はトレーニングセンターで実技研修と施主宅での接客研修を行う。次の2週間は現場OJTで、先輩社員と同行。その次の2日間は、再びトレーニングセンターで実技と施主宅での接客を学ぶ。次の2週間は現場OJT、と繰り返す。
トレーニングセンターでの研修内容は、以下の通りだ。まず朝9時に集合し、9時半から16時半までは1時間の休憩を挟みながら給湯器とリモコンの設置、取り付けの練習を行う。未経験者は、インパクトドリルなどの工具の使い方、コーキング、給湯器につなぐフレキ配管の練習も行う。
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