住友林業ホームテック(東京都千代田区)は省エネリフォームへの取り組みを強化する。太陽光発電システム設置件数は、来期1000件を目指す。
主な営業対象は24万棟を超える住友林業の新築OBとなる。高桐邦彦社長は「今期の見込みは350件ほど。まだまだ他のハウスメーカーに比べて私たちの水準は低い。来期はわかりやすいようにパック化し、蓄電池やHEMSなどを組み合わせた販売戦略を考えている」と話す。
最近では「宅配太陽光発電シミュレーション」という新サービスも開始。これは問い合わせがきたユーザー宅の図面などを元に太陽光設置費用、発電効果をシミュレーションし、その結果を自宅へ届けるというもの。
また、OB以外の一般住宅については太陽光のみではなく建物自体の断熱改修も合わせて提案していく。温熱環境の診断ができるソフトの導入も検討。性能の"見える化"を進め具体的な効果を示すことで提案に説得力をもたせるのが狙いだ。
住友林業ホームテックの今期売上高は前年比約15%増の見込み。来期は省エネリフォームの強化でさらなる拡大を目指す。

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