東急ホームズ(東京都渋谷区)では今期、新築の売り上げにリフォームが並びそうだ。同社の今期年商は420億円の見込み。うち、住宅や店舗改修などを含めたリフォーム事業が約50%にまで成長した。
同社のリフォーム売り上げをけん引しているのは、定額リフォームパッケージ商品「暮らしアップ」だ。今期は、約700戸の販売を見込む。同商品の売上高は前期比で11%伸びており、リフォーム売り上げの70%を占めている。
「暮らしアップ」は、坪面積で価格が決まる定額制リフォーム。内装、設備の交換に加えて、耐震補強や屋根ふき替え、外壁塗装までを一体で提案している。
同社は同商品の売り上げを3年で150%に伸ばしたい考えだ。
「当社のリフォームはお客様の幅広いニーズに寄り添っています。今後は暮らしアップを主軸にし、さらにリフォームを伸ばしていきます」(山口洋次郎社長)
「暮らしアップ」を伸ばすにあたって、行う施策は2つ。1つ目は、営業人員の拡大。1年あたり30人程度採用し、現在約100人の営業社員を3年で150人に増員する。即戦力重視のため、営業経験者の中途採用を強化していく。2つ目は、住宅密集地域での重点営業。東京都大田区のような、首都圏の中でも特に住宅の集まる地域での営業を強化し、紹介などで、1件の工事から周辺へ受注を拡大させる。
「全国的には他社の競合商品に差を付けられていますが、私どもの営業エリアでは、他社と互角に戦えるようにしていきたいです」(山口社長)

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