東京都が発表した平成24年の合計特殊出生率によると、東京23区では港区、墨田区、千代田区など、マンション開発が活発だった地域の上昇が目立っている。前年比の上げ幅をみると、千代田区が+0.21ポイントと最大で、港区が+0.1ポイントで続いた。
合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、数値が高いほど若いファミリー層が多いことを示す。合計特殊出生率の上位をみると、江戸川区が1.40でトップ。次いで足立区、葛飾区と順位は前年と変わらないが、4位以下で動きがみられ、4位が港区で2つ順位アップ。8位が墨田区で3つ順位アップ、9位の千代田区は順位も8つ上げ、躍進した。
こうした結果から、千代田区を筆頭に墨田区、港区の新築マンションなどに、若いファミリー層が流入していることが裏付けられた。

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