中国事業がブレーキ
ノーリツ(兵庫県神戸市)は2月13日、2019年12月期の決算を発表した。連結売上高は前年比0.7%減の2083億円、経常利益は同45.1%減の34億円と、減収大幅減益。中国景気の減速により中国事業が大幅な減収減益とブレーキになったのが要因で、2020年12月期の売上高見通しも8.8%マイナスの1900億円とさらに減速を見込む。
売上高推移
新型コロナウイルスによる肺炎流行が長引けば業績をさらに押し下げる可能性があり、なお警戒が必要だ。
セグメント別では、温水空調分野で主力商品「GT-C62シリーズ」を中心に販売を促進。厨房分野で高級グレードの新製品「プログレシリーズ」の販売に注力した。また住設システム分野で、リフォームでの間口対応が可能なシステムキッチン「レシピアシリーズ」や、おそうじ浴槽を標準搭載したシステムバス「ユパティオシリーズ」で需要獲得に向けた提案に取り組んだ。

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