「非接触」製品に商機あり
ランキングで売上高2位となったLIXILグループはコロナ禍においてもさらなる事業拡大に向け戦略商品を次々と投入している。キーワードは「タッチレス(非接触)」だ。
タッチレス水栓「ナビッシュ」の売れ行きが好調だ
「ナビッシュ」拡販へ
LIXILグループが今国内リフォームで販売に注力している商品は2つある。1つはタッチレス水栓。例えば「ナビッシュ」という商品はセンサーに手をかざすだけで吐水、止水ができる。サイトの専用ページではキッチンはもちろん、洗面化粧台「ルミシス」での利用を提案している。
注力する理由は「コロナ禍におけるタッチレス需要の高まり」と広報・酒井亮介氏は話す。実際に第1四半期決算(4~6月)ではタッチレス水の売り上げは前年比43%増と好調で、今後も拡販に注力する。なお、コロナ禍で売れている商品として、玄関用収納網戸は前年比80%増、宅配ボックスは前年比70%増、リフォーム用シャッターは前年比40%増となる。
ドアもタッチレス化
もう一つのタッチレス商材は9月1日から発売する新商品電動ドアオープナー「DOAC(ドアック)」。既存の玄関ドアに機器を取り付けると、リモコンで鍵の施錠、解錠、さらには自動開閉まで可能にするユニーク商材だ。施工は1日で終わる。非接触のメリットもあるが、車椅子ユーザーなどの障がい者にとってより便利な生活を実現するための商品としても打ち出していく。
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