リフォーム用シャッターは70%増
LIXILグループ(東京都江東区)は10月30日、2021年3月期第2四半期(4-9月)決算(国際会計基準)を発表した。連結の売上高に当たる売上収益は前年同期比13.0%減の6604億7600万円、事業利益は同54.8%減の153億7100万円、営業利益は同64.3%減の119億7600万円、税引前利益は同75.6%減の106億7800万円、四半期利益は同79.1%減の63億800万円。減収減益となったが、第1四半期で赤字だった事業利益が黒字に転換するなど改善が見られた。
ウォーターテクノロジー事業は、海外は6月以降にアメリカと欧州で回復傾向。国内は昨年からの消費増税の反動減にコロナの影響もあり、売上収益は同11%減の3656億円、事業利益は同40%減の199億円となった。
ハウジングテクノロジー事業は、国内需要環境の悪化により売上収益は同16%減の2356億円、事業利益は同25%減の136億円。ただし商品別では玄関用収納網戸と宅配ボックスが同50%増、リフォーム用シャッターが同70%増と伸長した。
2021年3月期は、連結売上収益は従来通り同10.9%減の1兆3500億円だが、利益面で同日上方修正し、事業利益は同23.5%減の400億円に、また営業利益は同78.1%減の70億円、税引前利益は92.7%減の30億円の見込みを明らかにした。ここに株式売却等による非継続事業を含めると純利益は同51.8%増の190億円となる。
なお組織改革として希望退職プログラム「ニューライフ」の実施を公表した。吸収合併予定の子会社LIXILの40歳以上の正社員を対象に希望退職者を1200人募集。

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