配線工事不要で設置可能
電気を使わずに開閉し、安心・安全と環境負荷の低減を実現する自動ドアがある。miimo(東京都台東区)が製造・販売している「ミーモ」だ。
配線工事不要で自動ドアに取り替えることができる
ミーモは踏板がセンサーとなり、シーソーのような仕組みで開閉する。人の荷重が踏板にかかると、それに連動してテコの先端が下がる。テコの他端が上昇し、ローラーが傾斜ガードレールを押し上げて移動させる。踏板に乗っている間はドアが開き、降りることで自動で閉まるという構造だ。片引きだと15kg、両引きだと25kgの荷重で開く。
無電自動ドアのメリットは、挟まれ事故が起きず、停電しても作動するため有事の際に閉じ込められることがないという安全性、またメンテナンスが不要でランニングコストがかからないことだ。
配線工事不要で設置できるため、マンションのエントランスのリフォームにも適している。川那辺博康社長は「手動開きドアだと高齢の方には重く、またコロナで非接触への需要もあり、ドアの見直しをしたいというお声をいただきます。電動ですと壁を壊さないと配線ができませんが、ミーモならその必要もありません」と語る。

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