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BOSストーン、重さは天然石の4分の1

BOSストーン、重さは天然石の4分の1

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BOSストーン(東京都品川区)では、重く割れやすい天然石を2~5mmまで薄型にした上、基盤を付けて強度を高めた石材「HYDシリーズ」を製造販売している。店舗やオフィスへの販売がメインだが、在宅時間が増え家への関心が高まる中、エンドユーザーからの問い合わせが2割程度増加している。

アルミハニカム基盤で軽量化と強度を高めた石材アルミハニカム基盤で軽量化と強度を高めた石材

HYDシリーズは同社が扱う130種類に及ぶ世界各国の天然石を加工した商品。アルミハニカム基盤と石材を一体化させたことで、割れやすいという天然石の弱点を克服した上、重さを軽減した。

「HYD-AH」は4~5mmに加工した天然石を最大70mmまでの厚みに対応した基盤と貼り合わせたもの。重量は平米あたり約15kgとなり、天然石と比較し約4分の1程度となる。軽量ながら重厚感を出すことができるため、天板やカウンターへの利用に適している。薄く切った天然石を樹脂やFRPと組み合わせた複合板は、厚み5mmの「HYD-US」と厚み3.5mmの「HYD-SH」の2種類を用意。壁・床・仕上げ化粧材などに活用されている。

「エンドユーザー様から天然石を住まいに取り入れ資産価値を高めたいなどの要望は頂いています。天然石は扱いづらい印象を多く持たれていますが、軽量化と強度を高めた石材となっているのでニーズに応えて天然石の個性や高級感をより多くの人に取り入れてほしい」と池田雄次代表取締役は話す。

この記事の関連キーワード : BOSストーン FRP 天然石 樹脂

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