新型コロナウイルスの感染拡大で住宅の「風通し」への意識が高まっている。もともと高温多湿の日本では、住宅内に風が抜けることで、涼しさを感じ人の快適性を上げる働きがあった。また湿気溜まりを防ぎ、カビやイヤな臭いの発生を抑える効果もある。さらにこのコロナで、季節を問わず、断熱性を保ちながら風通しよい住環境が求められている。
クローズアップ建材 室内ドア
通風タイプのドアは大きく2つに分かれる。1つはドアを閉じたまま風を通し、換気ができる「ルーバードア」だ。「よろい戸」「ガラリ戸」とも呼ばれ、昔から浴室や洗面所などの間仕切り戸に多く使われてきたが、デザイン性の高い開き戸、引戸が登場。インテリア建材として使われるようになった。
ルーバー部分が自由に開閉できるタイプでは、冷暖房使用時は閉じて気密性を高めることも可能だ。
「ランマ付きドア」もドアを閉めたまま、ランマ(欄間)部分の開け閉めで風のコントロールができる。日本では昔から和風建築の「高窓」として作られてきたが、今は、ドアとランマがセットされた一体感のあるものが販売されている。ランマ部分は角度で通風量を調節でき、通風と同時に採光の効果もある。
- 色柄、機能、タイプを選択
- hapia(ハピア)[大建工業]
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片開きドアD6
「hapia」シリーズは、汚れが付きにくい素材で各種展開。採光部はミスト調半透明のスチレン系樹脂製。トイレドアとしても対応。引戸57
1枚の扉をスライドさせるタイプの通気引戸対応商品。引戸の引き出し方で、より通風量をコントロールできる。

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