等級6・7対応の高い断熱性
YKK AP(東京都千代田区)は10月3日より、高い断熱性で大開口を実現する住宅用樹脂窓「APW331」ハイブリッドスライディングを発売する。
住宅用樹脂窓「APW331」ハイブリッドスライディング
同商品は幅3510mm×高さ2430mmと、同社従来品の製作範囲を超えた最大サイズ。ガラスはLow-E複層ガラス、真空トリプルガラスなどを選択可能。これにより断熱等性能等級6・7に対応する。また、室外側から見た窓枠の太さは15mmで、既存の樹脂枠の3分の1程度にスリム化。採光面積をアップした。大開口による開放感のある眺望性と高い断熱性を両立した商品だ。
同社窓製品の大型サイズの出荷数が前年比2倍に伸長するなど、近年、大開口窓の人気が高まっている。同時に、窓は熱の流入・流出が最も多く、大開口窓には高い断熱性が求められる。しかし、従来の樹脂窓は枠のコーナー部を溶着接合しているため完成品での出荷が必要。施工現場への搬入が課題だった。
そこで新商品では、障子に樹脂、枠にアルミ樹脂複合を組み合わせたハイブリッド構造を採用。こうすることにより、部材での搬入と現場での組み立てが可能になった。
堀秀充社長は「断熱性能は高めて開口部を大きくしたいと消費者が望んでいる。10月に始まる断熱等性能等級6・7に対応する最大サイズを狙った。今後も常に最大サイズを提供したい」と語る。メーカー希望小売価格は、幅3510mm×高さ2430mmのものが46万8800円。売上目標金額は、2023年度は7億円だ。
堀秀充 社長

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