室内ドア専門メーカーの神谷コーポレーション湘南(神奈川県伊勢原市)は10月1日、名古屋ショールームでアバターによる接客を開始した。遠隔操作する社員の瞬きや顔の動きに連動して、アニメ女性のキャラクター(アバター)が接客する。
ショールーム完全無人化を推進
同社は全国11カ所にショールームを持ち、そのうち仙台、久留米、新潟、札幌の4店舗は無人運営をしている。無人ショールームは完全予約制で、伊勢原本社に勤務する社員が現地とつないで対応していた。コロナ以降はテレワークする社員がオンライン接客してきたが、自宅にいながら化粧をしたり、スーツを着用したりする必要があった。
アバター接客では、身だしなみに気を配る必要はなくなる。表情はアニメーションで均一化されるものの、音声は社員の声となるため、感情のこもった接客ができる。また、アバターには男性もあり、男性社員での対応も可能だ。
導入に際して、8月末より本社隣接の伊勢原ファクトリーショールームでテストを実施。今回の名古屋での稼働となった。今後は全国のショールームでの導入を予定する。将来的にはAI技術を活用し、ショールームの完全無人運営を目指す。
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