サンゲツ(愛知県名古屋市)は、イギリスを代表する老舗インテリアメーカーSanderson Design Groupと共同で開発したライセンスブランド「MORRIS CHRONICLES(モリスクロニクルズ)」製品を発売。壁紙や床材、カーテンなどのファブリックを展開している。
ラグを含め空間を統一したコーディネートが可能
同ブランドでは、ウィリアム・モリスが1864~1912年にかけてつくった自然モチーフのデザインに、現代の嗜好やライフスタイルに合わせやすいよう色の調整などアレンジを施し商品を開発。壁紙、床材、ファブリックを合わせた空間を統一しての商品開発はモリスのライセンス商品としては世界で初となる。
デザインの種類は、苺をついばむ鳥がデザインされた「いちご泥棒」や、川の岸辺に植わる柳がデザインされた「ウィローバウ」など。壁紙では24柄64点、床材では18柄37点、カーテンでは16柄58点、椅子生地では3柄8点を揃える。同じ柄でも配色違いや、モリスのデザインに合わせやすいプレーンなものを加えた。
フロアタイルにもモリスのデザインを施した
金額は壁紙が1平米1090円~、フロアタイルは同4600円~、カーテンはドレープ同4050円~、シアーは同2500円~(すべて税別)。
同社が提供するツールを利用し、住空間のイメージを膨らますことも可能だ。例えば壁紙や床材、カーテンの組み合わせを確認できる「着せ替えシミュレーションマイコーデ」や、自分が撮影した部屋に好みの床材を合成できる「床材ARシミュレーション」がある。「空間全体でコーディネートしやすく色を調整しました。輸入クロスと比べて納期や価格の面でも採用しやすい商品。モリスの世界観を楽しんでもらいたいです」(床材ユニット商品開発課・篠﨑友希氏、橋本萌子氏)
床材ユニット商品開発課の篠﨑友希氏(左)、橋本萌子氏(右)

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