3月、都内にてサンゲツ(愛知県名古屋市)が主催する「サンゲツデザインアワード2023」のファイナリスト16作品の最終審査が行われ、大賞には小泉裕聖氏の「Translucent(トランスルーセント)」が選ばれた。
大賞受賞作品は、木の合板に色をプリントした寒冷紗を重ね張りしたもの。寒冷紗は糸を編み込んで作られた通気性・透光性に優れた素材で、塗装の下地にも使われている身近なものだ。この寒冷紗に色をプリントすることで、空間に色や特徴を与えながら、透けて見える木の風合い・表情を生かすことができると考えた。
大賞を受賞した小泉裕聖氏の「Translucent」。木の合板を下地とする木質空間に適した壁紙として、色をプリントした寒冷紗を重ね張りすることを提案
大賞を受賞した小泉裕聖氏

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